2015年 07月 17日
花器作りの難しさと値段付けの難しさ |
幅が50㎝越える作品が割れていた・・・
乾燥中に底割れ
他にも数点ひび割れでバケツへ
変形花器は失敗する事多い
(自分の技術不足もあります)
足が細い池坊さんで使われる花器
この花器は少しでも横に曲がってはだめ
水面が平行にならないと生けた時にぎこちなくなります
いけばなは流派も多くルールもいろいろ
九州は池坊さんが盛んな地域
自分のお客さんの5割近くが池坊さんです
最近テレビで假屋崎さんがいけばな教えてます
草月流さんで経験多い方なので
生け込みの感じは草月流かな
昨年お世話になった博多阪急さんでの草月流華展
勅使河原茜さんの大作迫力あり凄かった
写真は30㎝前後の花器たち
茶花用の花器として制作しました
茶花用花器はまた違った感じの生け込み
花器作りは流派によって形はいろいろ
難しい所は花器が目立ってはいけない
お花を引き立たせながらもこの花器いいねって
感じの花器を作らなければいけません
そして花器の値段が高くなると売れにくくなる・・・
華展で年に何度も生け込まれる先生方
華展ごとに花器を変えられます
先生方は数と種類が必要
お花代も必要なので
高級な花器を使われる事は少ない
陶芸家として公募展で入賞して作品の価値を高めていくのも
大事だと思いますが、それをしたら先生方が自分から
離れていく感じもします
自分の価格設定は大きめ花器でも30000円超えない位で
(かなり大きい花器は越えます)
5000円から15000円位までの値段が一番売れる感じ
このやり方で独立して17年間なんとか頑張ってきました
陶芸家って自分の作品に自分で値段を付ける事多いと思いますが
公募展に入賞多いからか高い値付け見る事も・・・
若くしてその値付けで大丈夫かなと思う事もあります
(時間かかって技術あって価格と合ってる作品もあります)
スポーツ選手ではないし70歳でも作品作れると思う陶芸家
手作りの作品を安く付けるのもダメだと思いますが
高く付けすぎるのも信用なくすかもしれませんし
なくさないかもしれません
自分の値段を自分で決める
難しい・・・
人それぞれ考え方はいろいろとあると思いますが
自分はこの前の花器買ってよかったと言われるような価格設定で
リピーターのお客様が増えるような作品作り
失敗も多くまだまだ未熟な所もありますが
これからも花器作りを頑張ろうと思います
あなたの花器値段高いね!って言われる事もあるんですけどね(笑)
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by kouhougama
| 2015-07-17 01:38
| その他
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